RAYS Color Therapy レッスンガイド

『RAYS Color Therapy(レイズカラーセラピー)』には、初級から上級までに多くのカリキュラムがあります。 「RAYSメソッドとは?」で解説したことはRAYSのほんの一部。初級であるステップ1で、最初の3か月に学ぶことです。RAYSでは、セラピスト初級の資格取得で、ビジネス活用が許可されます。RAYSの中級、そして上級のレッスンは、どなたにも門戸を開いてはいますが、カリキュラムを消化するだけでは資格取得には至りません。中級、上級では技術的な条件以上に、「人間力」が問われるものになります。

RAYS Color Therapy

左端の年月はカリキュラムをマスターする一般的な目安です。中級まで進むと、RAYSメソッドの難しさ、厳しさ、そして面白さを再認識するでしょう。RAYSは、単なる「技術者を育てるメソッド」ではありません。個々の価値観を尊重し、クライエントに真に寄り添うことは、診断士自身の視野を広げ、思考を柔軟にします。中級、上級は、そうした診断士自身の「人間力」を育てるレッスンとなります。

RAYSカリキュラム 初級レッスン

RAYSレッスンの初級では、4種類の診断法を学びます。 初級全過程終了までの授業は18時間から20時間行われ、これを1年かけて学ぶのがスタンダード・カリキュラムとなります。ただし、学びのスピードには個人差があり、パーソナルレッスンはカリキュラムの調整が可能です。また仕事柄、時間が取れないレッスン生の場合は、カリキュラムを調整、ホームワークを増やすことで短期終了を目指すことも可能です。レッスンには、対面とオンラインの2種類の授業があり、状況に応じて編成します。初級のレッスンでは、診断技術の習得とともに、以下の精神を学びます。

  • ■人間の深層心理と色の繋がりについての知識・考察を深める。
  • ■診断スキルを積み重ねる過程で、多様な価値観を受容できる精神を養う。
  • ■他者の立場に立つ思考法を訓練することにより、人間的なキャパシティを広げる。
  • ■診断士としての語彙を増やし、表現力や説明能力を高める。
step1

さまざまな心理分析の種類と発展の歴史を学びます。
色彩心理を学び、診断を行うことで得られるものについて学びます。
簡易心理診断で手慣らしをした後、基本9色の診断法を学びます。
「好き」と「苦手」が象徴する意味を学びます。

step2

基本9色に6色を追加した15色の象徴的な意味を学びます。
「15カラーズ診断法」によるレポートの発表を行います。
診断士の生き方考え方がクライエントに影響することを学びます。
「ニュートラルな意識」で診断に臨むことの大切さを学びます。

step3

「15カラーズ」とは異なる診断手法の「ペアカラー」を学びます。
クライエントの家族・成育環境であるF要素を学びます。
社会意識であるS要素、個性・性格を表すP要素を学びます。
潜在的エネルギーであるSE要素を見出す方法を学びます。

step3

RAYSオリジナル概念、「サプリメントカラー」を学びます。
「サプリメントカラー」と他の診断法の関係性を学びます。

RAYS カリキュラム 中級・上級レッスン

RAYSレッスンの中級では、シンプルでありながら高精細の情報を得られる「3カラーズ診断法」を学びます。「3カラーズ診断法」は、色彩心理学の源流である手法とは趣の異なる、RAYSのオリジナル診断法です。クライエント個人にスポットをあてるだけではなく、クライエントにとってのキーパーソンにもスポットをあてます。セラピーやメンタルケアは、それらの人間関係を踏まえた上で行います。

中級・上級のレッスンでは、診断技術だけではなく、高い共感力とコミュニケーション能力が求められます。診断士の能力と資格が常に問われる、厳しいレベルでもあります。中級からは、カリキュラム最後に行われる「RAYS診断士資格テスト」に合格後、修了証を得られ、「RAYSカラーメンタリスト」の称号を得ます。

RAYS カリキュラム 中級・上級レッスン

上級レッスンでは、約500枚の色カードを使用する「フルカラー診断」を学びます。「フルカラー診断」のセッションには90分〜120分は必要で、初級、中級とは比較にならないほど複雑な診断法です。そのため数百人単位のセラピー経験を経てのみ習得が可能となり、RAYSでは修了証取得までに、平均10年という目安を提示しています。中級のレッスンでは、診断技術の習得とともに、以下を学びます。

  • ■ 診断精度を上げるための、洞察力、観察力を身につける。
  • ■ クライエントが抱える課題が明確化された後、有益かつ具体的なアドバイスが可能な人間力、 表現力を身につける。
  • ■クライエントの生活やビジネスに、診断結果を取り入れ、有効活用できるような「マネージメント能力」を磨く。
step4

クライエントの社会における客観的評価を表出させる診断法を学びます。 クライエントの現在の自己像と理想の自己像を比較する技術を学びます。 クライエントにとってのキーパーソンを表出させる診断法を学びます。 人間関係において起こり得る問題点の予測技術を学びます。 クライエントの人生に、真に寄り添えるセッションを目指します。

step5

「フルカラー診断」では、微妙な色の違いもカバーできる約500枚の色カードを使用します。クライエントが配置したカードを、縦、横、斜めにリーディングし、個々の関係性を細かく見ていくので時間もかかります。

フルカラー診断
授業序盤ではレッスン生自身がクライエントとなって、色彩心理診断を体験。RAYS色彩心理診断の奥深さを知ると同時に、学ぶべき方向性の確認をします。

セッションの平均所用時間は100分。内訳はカード配置に30分、リーディングに10分、セッションに60分となっています。クライエントによっては、カード配置とセッションを2回に分けることもあります。